視覚的な理解に重点を置いた紙面構成で、非常に分かり易いQ&Aを分かり易い凡例で解説しています。あまり難しいことを言われても良く分からないという方(法律用語的記述は苦手という方)には強くオススメします。巻末付録として、2010年版の著作権法、デザイン業務に関連した実例(判例)、契約書のテンプレが収録されています。
デザイン・企画業務に就いている方で、漠然とした知識しか無いという人に向いており、知的財産権について一通り知識がある、勉強をしたことがあるという人には物足りないかもしれません。
しかしここに記載されていることさえ把握できていない業界の人がどれほど多いことか! そして最低限この本に書かれていることを念頭に仕事をしてもらえたら、どれだけトラブルを避けられることか!!
この本だけで著作権とそれに隣接する法律関連のことは一通り(といっても最低限ですが)把握できるので、ここに書かれている危険ラインを踏まないように(ギリギリを通れという訳ではありません、危なそうなところは避けましょうという意味です)業務を進めることができれば、著作権に関する殆どのトラブルは避ける事ができるのではないでしょうか。そして様々な知財関連記述の理解にもつながることでしょう。
個人で購入するにはやや高いお値段ですし、これで知的財産権の知識が完璧という訳ではないので★4つとしましたが、経費で買うなら決して高くはないでしょう。もし著作権に抵触してお金を払うとなったら出費の桁が変わる訳ですから。