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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
とうとう丸めこまれてしまったか ,
By 小谷野敦 (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: デクノボー宮沢賢治の叫び (単行本)
『宮沢賢治殺人事件』で世の賢治教徒どもを怯えさせた吉田司が、賢治教徒山折と対決、かと思いきや、話はあくまで平穏、結局吉田が、宮沢賢治に屈服したも同然の、やっぱり賢治は面白いですねえという、面白くもない対談本が出来上がった。吉田の敗北であり屈服である。『…殺人事件』を認めてくれたのは柄谷と山折だけだったなどと書いているが、ああ大物しか相手にしないんですねえ吉田サン、という感じ。米村みゆきや山下聖美ががんばったのを台無しにしたのは吉田司だ。山下と島田裕巳の対談のほうがずっと面白かった。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
タイトルに魅かれて読んでみましたが…,
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レビュー対象商品: デクノボー宮沢賢治の叫び (単行本)
宮沢賢治の作品だけは読んだことがある私には、こういう人間像を想像、分析して掘り下げるような対談はなんとも難しかったです。
大きな話題は2つで、日蓮宗(法華経)と武者小路実篤の新しき村を中心とした当時の文化人の傾向から「雨ニモマケズ」を分析し、岩手県の風土と狩猟民族の歴史から動物童話(「なめとこ山の熊」が大きく取り上げられている。)を論じています。 主眼が宮沢賢治の人物像の解析ですから、具体的に取り上げられている作品は僅かです。 宮沢賢治を取り巻く人間関係や、大正期〜昭和初期の時代背景、紀元前からの宗教史など多彩で博識な話題は興味深く読めました。しかし散々論じた挙句、結局「なぜそれが宮沢賢治だったのか?」は最後のほうにチラッと推測でまとめられているだけです。デクノボーについても時代背景が主で、ニートであったとかも背景の一部として語られているだけですので、「ふむふむニートと宮沢賢治ねぇ…」と飛びついた私は、どうもうまく客寄せに引っかかってしまったという苦笑が拭えません。 個人的に一番面白かったのは「ヒデリ」と「ヒドリ」についてで、目からウロコでした。
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