日本語の正しい言葉遣いや、間違いやすい「言い回し」、気の利いた「言い回し」など、表現豊かな言葉遣いを解説した本。
1章 うっかり使うと恥をかく「ふだんの会話」(27) 2章 覚え間違いをしっかりチェック(24) 3章 一目置かれる気のきいた表現(16)
4章 世渡りに欠かせない「言い回し」(15)
1章では、「とんでもない」は一つの言葉だから、「とんでもございません」でなく「とんでもないことでございます」「煮詰まる」と「行き詰まる」など
2章では、「一抹の不安」と「一縷の希望」、「住めば都」や「枯れ木も山の賑わい」の使い方、「お知恵を拝借」は可愛がられる言葉など
3章では 「夜分に恐れ入ります」「お手をわずらわせて」「やぶさかでない」の使い方、「省略」と「割愛」は似て非なるものなど
4章では 頂き物をしたときは「お心遣い、ありがとうございます」、ほめられたら「嬉しい」グレードを上げて「〇〇冥利に尽きます」など
「天地無用」を天と地を区別しなくていいと考えて、ひっくり返したりして多少乱暴に扱ってしまう人がいる。誤解してる人は、壊れ物を送る際「注意!この面が上に来るように」とわざわざ大きく書く人がいるという。「天地無用」で意味が通じるから覚えておこうと述べている。
しかし、著者が、わざわざデキる人の「言い回し」の凄さを紹介する本を書いたということは、デキない人が多いからであろう。ならば、「天地無用」が必ず通じるとは言えない気がする。
82の項目には、自分も間違って使っている「言い回し」がかなりあった。正しい言葉遣いや「言い回し」を確認するのに手頃な本だと思う。