なぜ、デウスがそこに居るのか?
そもそも、デウスとは何なのか?
物語は、マキナの幼い頃、エグゼキア家での日常から始まります。
そこには、今の彼女からは想像のつかない、幼きマキナ。
「女帝」と呼ばれた継母の存在、そして、デウスという「面倒を見る」もの。
そこには、あの男の姿や、未完成ながらもアレの姿も見えています。
詳しく書くと、ネタバレになってしまうので、肝心な部分は略しますが、ある意味、必然的にそうなりますね、という展開に加え、他のクロック・ワーカーらしからぬデウスの秘密が分かります。
続く後半は、現在に戻り、少年ルークがマキナの弟子として認められるお話です。
少年の成長が描かれていますが、もしかしたら、局長が電話口で、さらっととんでもない過去の話を暴露していて、こちらの方が気になったりもします。
さて、この4巻で「一旦終わり」だそうです。
私としては、ファクシム・イリーに絡んだ話や、ミニスカ要員にしかなれなかったルーレッタの活躍する話とか、メアリとスーのその後、バレンタイン博士らが手に入れたアレなど、まだまだ知りたい事はたくさんあったので、とても残念です。
しかし、振り返ってみれば、幼い頃のマキナの姿を考えると、今ほど変れるのだろうか、という違和感。
また、力による支配が全てであるかのような「女帝」が、わざわざ、デウスのようなタイプのクロック・ワーカーを作るのだろうか、という疑問。
そして、決意した割には、やっぱり変り映えしない少年ルークの物足りなさ。恋心と憧れと、両方を描くのは難しいのかもしれませんが、色々な場面で、少しずつ、小さなパーツが欠けているような気がします。
そういう点が結果的に「一旦終わり」に結びついたのかもしれませんが、またいつか、マキナたちの活躍を読みたいと願っています。