タイトルはジョージ・A・ロメロの「死霊のえじき」の原題。「死霊のえじき」のリメークということですが、ストーリーは全然違います。スティーブ・マイナーは名前はマイナーですが「13金」のシリーズとか「ガバリン」とか撮っているので、わりとメジャーな人。80年代に活躍した印象です。主演は何とミーナ・スヴァリ。最近、仕事を選んでいないようです。
普通のリメークにしないで、自由に作ったのが良かったです。お笑いも残酷もたっぷり入ってます。スティーブ・マイナーはわりと軽めの演出の人で、そこが食い足りないところでもあるんですが、この手の映画には合ってます。オリジナルにあった哲学的ともいえるテーマとか、陰惨さとかはすっかりなくなって、ゲーム「バイオハザード」みたいなサバイバルアクションになってます。
ミーナ・スヴァリとか軍人たちが銃を持って病院に踏み込むところなんかは、ホントにゲームそのものです。
この映画のゾンビは凄いです。全速力で走るばかりでなく、ジャンプもして、天井まではい回ります。ジャッキー・チェンなみの身体能力。かなり獰猛です。「28週後・・・」のゾンビ(じゃないということですけどどう見てもゾンビみたいな感染者)を髣髴とさせます。それに、個性化も進んで、人肉食べないゾンビも出てきます。ベジタリアンだったから、なんですって。笑ってしまいます。人肉食べないモダンゾンビはとっても珍しいのではないでしょうか。「ゾンビーノ」のゾンビだって隣のおばあちゃん食べちゃいましたから。
ゴアシーンはちゃんとしていて、人体破壊も出し惜しみしておりません。そこは良かったです。
体が半分なくなった黒人の軍人ゾンビがダクトの中のミーナ・スヴァリを追ってくるところなんかは迫力がありました。
いろんなゾンビ映画の良いところ取りみたいでオリジナリティは殆どない映画なんですけど、ゴアシーンがしっかりしているから、まあいいじゃありませんか。私は満足しました。