先ずは「カラ売り」とはどんなもので、どうやってするのかということが書かれている。カラ売りをするためには信用取引口座を開く必要がある。とあるネット証券大手の口座数を見ると、信用取引の口座数は全口座数の1割程度だった。この本は、残りの9割の「株は始めたけど信用取引はまだだよ」という人のためのものだと思う。その9割の人は株の現物買いをしている訳だが、カラ売りでは委託手数料以外に貸株料や逆日歩というコストがかかる。そういう基本が解説されている。また、カラ売りはリスクが無限大で危険だと思いこんでいる人もいるかもしれないが、売買をきちんと管理すればそんなリスクは非現実的であることが分かるだろう。チャートを使ったカラ売を仕掛けるパターンや損切り方法も紹介されている。
カラ売りの入門書としては分かりやすくて良いが、既にカラ売りを行っている人には既知の内容が多くチャートパターンにしても特に目新しいものでないと感じるかもしれない。