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ディープ・ブルー (角川文庫)
 
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ディープ・ブルー (角川文庫) [文庫]

ケン グリムウッド , Ken Grimwood , 布施 由紀子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

太古の昔、イルカは人間とも交信していた。そして現代、科学者らタイプの違う四人が、海の事件に巻き込まれながらイルカたちの能力と、自らの心の変化に気づいてゆく。美しく壮大な海洋ファンタジー大作。

内容(「BOOK」データベースより)

太古の昔よりイルカたちは画像を送り合って交信していた。そして独自の文化やネットワークを世界中の海に発達させてきた。かつては人間とも交信していたが、その絆は長い間絶たれたままだった。…そして、現代。科学者、ジャーナリスト、マグロ漁船の船長、石油掘削技師と全くタイプの違う四人が海の事件に巻き込まれながら、次第にイルカたちの驚くべき能力と、それによる自らの心の変化に気づいてゆく…。

登録情報

  • 文庫: 485ページ
  • 出版社: 角川書店 (1997/08)
  • ISBN-10: 4042755011
  • ISBN-13: 978-4042755012
  • 発売日: 1997/08
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 714,107位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この本「ディープ・ブルー」を本屋さんで手にとって、裏のあらすじを読んだときに、イルカが登場するファンタジーなんだと思って購入しました。確かにファンタジーであるのですが、非常にリアルな面と、ファンタジーならではの夢のある面がうまくマッチしていて、話に引き込まれていく自分がいました。ファンタジーと分かっていても、なぜか本当のことのように思えてしまいました。 BGMでも流しながら、休日の晴れた午前に日光浴をしながら読むと最高だと思います。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
太古、イルカとヒトは精神的な感応=”リンク”によって結びついていた。長らくヒトとの絆が途絶えたイルカたちは、”知の源”の”新たな教え”を実践すべく、ヒトとの接触を開始していく。 ・・・

名作『リプレイ』の著者 ケン・グリムウッドのSF。ファンタジーよりの作品ということになるだろうか。

イルカたちがリンクの適応者として選んだ3人の”陸を歩くもの”=ジャーナリスト、科学者、漁師。彼らの過去と現在、そしてイルカたちの世界が、それぞれの視点から交互に語られていく。イルカが高度な知性を持っており、イメージを交信の手段として、独特の文化を形成しているという設定になっている。ありがちなのだけれど、太古の昔から存在する知識の共有体と、それに順応する海洋哺乳類といった世界観は新鮮ではある。特に、イルカの歴史学者 ク*トリルの活躍に見せ場が多い。それぞれの苦悩に苛まれる人間界のジメついた話と、イルカたちの前向きな姿勢が対比された格好だ。

だが、どうにも話の運びとは無縁の瑣末な描写が多く、幹となるべきストーリーが見えにくい。イルカとヒトがもう一度、絆を取り戻してどうなるのだ がピンとこかなったりする。どちらかというと、本書をとおして、作者のイルカ保護活動の態度が表明されているようだ。例えば、頁を割いて書かれるマグロ漁船によるイルカの惨殺シーン。ここで、イルカたちは怒りや憎しみではなく、ただただ悲しみを抱いているように描写される。知能の高い平和主義者という印象を与えるのだ。殺戮者としてのシャチと対峙のシーンでも、イルカが高邁な精神の持ち主であることを際立たせている。

おかげで、ストーリーそのものが、随所に美しいシーンがありながらも、やけに薄っぺらく感じてしまった。イルカとヒトの絆を結ぶファーストコンタクトは、感動があるべきなのだが、不完全燃焼というところ。登場人物たちが一堂に会するクライマックスも不満が残る。

『リプレイ』が良すぎたということか。
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