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ディープ・スロート 大統領を葬った男
 
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ディープ・スロート 大統領を葬った男 [単行本]

ボブ・ウッドワード , 伏見 威蕃
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

ウッドワードを世に送り出した事件の真相がいま明らかに
ニクソン大統領を辞任に追いやったスクープの陰にいた伝説の極秘情報源。30年の時を経て明かされるサスペンスあふれる大統領の陰謀

内容(「BOOK」データベースより)

ニクソン大統領を辞任に追い込んだ「ウォーターゲート事件」から33年。新米記者ボブ・ウッドワードに地下駐車場で極秘情報をリークしていた人物が名乗りを上げた。当時のFBI副長官マーク・フェルトだった。フェルトが死ぬまで秘密を守り抜く覚悟でいたウッドワードが、その告白を受けて初めて明かす、フェルトとの出会い、情報源秘匿のエピソード、その後の二人の関係…。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2005/10/25)
  • ISBN-10: 4163675809
  • ISBN-13: 978-4163675800
  • 発売日: 2005/10/25
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 415,150位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 ボブ・ウッドワードは、時のアメリカ大統領ニクソンを辞任に追い込んだいきさつを書いた『大統領の陰謀』の著者として有名です。

 当時ワシントン・ポスト紙の新米記者だったボブは、同僚カール・バーンスタインと共に精力的な取材をこなし、スクープを連発しました。ボブに情報をもたらした匿名の政府高官は「ディープ・スロート」と呼ばれ、長いこと正体が明かされることはありませんでした。

 本人が死亡するまでは公表しない覚悟をしていたウッドワードですが、「ディープ・スロート」が情報を提供してくれた動機を探求するために、もう10年も前からFBIに通い、機密解除された資料をコツコツと掘り起していました。

 突然の正体公表から間髪を入れず出版された本書は、ウッドワードが「ディープ・スロート」の動機を探求した中間報告としてまとめられたものです。

 事件から30年近く経過してやっと会えたフェルト氏は、ただの老人になっており、もう昔の記憶が失われているようでした。

 フェルト氏は「重大な情報を提供してくれた人」ではなく、もはや著者の人生にかけがえのない人になっています。それなのに、単に「昔知り合いだったらしい人」という立場で交わすフェルト氏との会話は切ないものでした。

  「言葉に詰まった。感激した。大声で泣きたかった」

と著者は述懐しています。

 しかし、著者は、無理やり記憶の扉をこじ開けるような行為はつつしみました。

 思い出したのは、記憶を失っていくレーガン元大統領の言葉です。

  「なんというか、自分が大統領だったという気がしない」

 「自分がディープ・スロートだったという気がしない」といいたくなるまでフェルトを追い込みたくはない。

 それが、ジャーナリストとしての著者の矜持でした。

 歴史的疑獄事件の真相を探る、というより、著者のジャーナリストとしての原点に触れる一書でした。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
長所:

1. 極めて詳細に至るまで緻密に書かれている。:情報源との初の出会いから、いつ、いかなる手段で会合し、どのような情報を得たかまで書かれており、ウォーターゲート事件暴露までの詳しい過程を知りたい人には極めつけの一冊となる。

2. ただの自伝や自慢本ではない。:「俺は大スクープをものにした超有名記者だ!」という雰囲気は微塵も見せず、率直に事実(そこには自らの失敗や、情報源との関係に対する葛藤すら描かれている)を淡々と描いている姿勢には好感が持てる。

短所:

1. ウォーターゲート事件そのものが分かっていないと非常に読みづらい。:本作品はあくまでも「ウォーターゲート事件を暴くまでの過程とその後」が主題であり、事件そのものの解説はほとんど行われていない。本作品の性質上それは仕方ないとも言えるが、より楽しもうと思うのであれば、事件の概要と背景(特に70年代のアメリカの置かれた国際情勢)に関する基本的知識が無いと、「この人なんでこんなことしているの?」という疑問が常に付きまとい続けることになる。

総評:

 記者にとっての情報源の秘匿は絶対守らねばならないことであるが、同時にそれは記者自身に対して大きな忍耐と覚悟を要するものであることが本作品から読み取れる。メディア・政府双方からの公開への圧力は並大抵のものでは無かったにも拘らず、30年間に渡り信念を貫徹した著者に心からの敬意を表するものである。最近の配慮に欠けた行動が何かと目立つメディア関係者には是非御一読いただきたい一冊である。
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By 怪物太郎 VINE™ メンバー
形式:単行本
 読もう読みたいとずっと思っていたのですが、ウォーターゲート事件が起きたのが1970年台、それに「大統領の陰謀」は映画にもなっていますし、ウッドワードの本も読んでいましたので、「慌てて読む必要もないかな」と思い、どうしても読み始めるのが後回しになっていました。そして今更ながら読みました。
 しかし読んでみるとやはり良書でした。そしてこの30年以上前の事件がなぜ今もアメリカそしてジャーナリズムにとって重要なのかと言うのを再認識しました。今まではディープスロートという匿名でしか書けなかったことが、今回初めて名前もあげられることによって、ウッドワードにとって、なぜこの情報を得ることが出来て、そしてディープスロート(マーク・フェルト)との間の意見のすれ違い、立場の違いなどが克明に書かれています。一時はウッドワードはディープスロートの名前を出してしまおうかとも思い、それをフェルトに激怒されたことなど、包み隠さず書いています。その後これだけの長い年月その名前を隠し通したことによりウッドワードは信頼されるジャーナリストとなり、内通者から信用されるようになり、より一層彼がジャーナリストとしての立場を築けたました。だから今日までジャーナリストの礎となった事件でもあるので、これだけの年月が経っても語り継がれるのでしょう。しかしその秘匿したことにより、彼は親しい同じジャーナリストと仲違いしたり、今まで親のような存在で接していたフェルトとも会うことがなくなったのですから、彼の苦悩は想像に絶するかと思います。
 またTVや映画でよく見る、内通者と地下の駐車場で会うシーン、内通者との連絡方法(これが本当に映画のような話です)、本当にスリリングな展開で、そんじょそこらに有るような中途半端な推理・サスペンス小説よりもはるかに内容で凌駕していました。(それも完全懲悪で、世界一の権力者を倒すことになるわけですから、小説は現実に勝てません)
 他の方も書いているのは、次々とニクソン政権の高官の名前などが出ますが、本書の最初に当時の役職が書いてありますが、誰が誰だか分からなくなることもあるのと、いかんせん時代が古いの若い方には特に手を出しにくいと言う点だけが難点です。
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