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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
スタイリッシュな夜明けのブルー,
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レビュー対象商品: ディーバ ニューマスター版 [DVD] (DVD)
『ディーバ』と聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのは、深みをおびたブルーの色。夜明け前の幻想的な光、主人公ジュールを助けてくれる謎の男の部屋のディスプレイ、青色で統一されたこの映画を一言で表すならば、「スタイリッシュ」という言葉がぴったり似合います。映画の手法にはとんと疎い私ですら、「わあ、きれい・・・」と見とれてしまう映像の美しさは絶品。その上に、胸をしめつけるような美しいオペラがかぶさり、見ていてとても幸せな気持ちになりました。ジャン・ジャック・ベネックス監督のデビュー作だなんて信じられないぐらい、完成度の高い作品です。ストーリーの方は、やや説得力のないように感じたところもありますが、それ以上にキャラクターの個性がこれまた魅力的。クラシック音楽オタクのジュールをはじめ、万引きの腕はピカイチの少女アルバ、謎めいた中年男ゴロディッシュ。私のお気に入りは、「××はキライだ」が口癖の殺し屋スキンヘッド。演じているドミニク・ピノンは、最近では『アメリ』でプチプチシートを潰すことに唯一の喜びを感じる男の役で出ていました。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
その美しさが鮮明に残ります,
By kanchox (川越市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ディーバ ニューマスター版 [DVD] (DVD)
80年代フランス映画の代表格となった”BBC”の一角、ジャン・ジャック・ベネックスの長編デビュー作。(BBC→ベッソン、ベネックス、カラックス)。とにかく、画と音楽が抜群という評判を聞いていたが、これはホントに素晴らしい。冒頭のシンシア・ホーキンスのアリア(ワリー)を聞くだけでもうクラクラ。絶対にレコーディングしない彼女の歌を盗み撮りした主人公ジュールが帰る部屋のインテリアにも驚かされます。さすが、ヌーベル・バーグの批判者ベネックス。写実性などクソ食らえのサイケなデフォルメが印象的。しかし奇を衒うだけではない、早朝のパリの絵画のような美しさや、白いシトロエンが街の黒、緑の森、夜の青、朝焼けの赤、と多彩な色の中を走る映像など、特に映像面でのセンスとこだわりは天下一品。一度見たら、素晴らしい音楽が耳に残り、映像美が忘れられない、絶対のおすすめ。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
女神の歌声と、オシャレな映像,
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レビュー対象商品: ディーバ ニューマスター版 [DVD] (DVD)
郵便配達の少年と歌の女神。黒い犯罪組織と謎の人物。都会的で、斬新でありながら、静かなシーンも印象的。ラブストーリーっぽい部分ととサスペンス、登場人物のキャラクターの個性など、観る人を色々と楽しませてくれる要素を盛り込んだ映画です。 ハリウッド作品なら、この映画はきっと、キメられすぎでスタイリッシュになりすぎてかえってありきたりになりそうですが、フランス映画の、いい意味でバナルで、謎を謎のままにしているところが、きつくなりがちなオシャレ映画を、珍しく、静かでやわらかな雰囲気を保っているポイントなのでしょうね。 ベトナム人の少女と謎の中年男の部屋には、ほとんど家具がないところにとても大きなブルーのパズルとミニチュアの波の小物。少女は室内でスケートを履いていたり、主人公ジュールの部屋は廃車をインテリアにしている。それらは、製作側が演出的に「ねらって」撮っていて、作品をより面白くしようという気持ちが伝わってきて、観ながら、わくわくしてしまいます。 さまざまな登場人物のストーリーに想いをめぐらせながら、映像も楽しむことができます。映画らしい、総合芸術を感じさせる作品です。
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