☆ロックを通じて〈愛と平和〉を歌い上げる?ロックの野外会場を若者たちの解放区にする、1960年代に全米各地で行われたロック・フェスティバルの中でも、最大級の大がかりなイベントが1969年8月15日から3日間ニューヨーク市外で行われたウッドストック・フェスティバルを描いた3日間に渡るドキュメンタリー映画。企画したのは当時24歳の大富豪の息子ジョン・ロバーツ。当初は予定をはるかに上回る40万人もの若者たちがウッドストックの野外会場に集結した。そしてそれだけの人間が集まりながら大きな混乱も騒ぎもなく誰もが愛し合い、いたわり合いながら音楽と平和への夢を共有し、祭典は大成功に終わった。それは1つの奇跡であった。左翼活動家アビー・ホフマンは会場に集まった心の優しい人々を〈ウッドストック・ジェネレーション〉と呼びこれはひとつの文化大革命であると誉め称えたそうです。監督はマイケル・ウォドレーが担当。助監督には当時まだまだ無名に過ぎなかったマーティ・スコッセッシが加わっているのも興味深い。マルチ・スクリーンを駆使した映像が斬新で、ロック世代の大イベントを多角的にとらえている。なお本編は1970年度アカデミー記録映画賞を受賞している。雨にうたれ泥だらけな状態になりながらも常に笑顔を絶やさない若者たちのまぶしい笑顔が印象に残る。高名なロック・ミュージシャンであるジョーン・バエズ、クロスビー・スティルス、ナッシュ・アンド・ヤング、ザ・フー、スライ&ファミリー・ストーン、ジョー・コッカー、サンタナ、ジミ・ヘンドリックスら、13グループが登場するのも音楽ファンには堪えられない!★。