読み終えるのがもったいなくて、じっくり読んだ。もう4回目なので、あらかた筋も覚えているんだけど、それでも、物語に引き込まれてしまう。1991年の作品とは思えないぐらい、新しさ。全然古臭さを感じさせない。
福沢諭吉なんかも登場して、二人の日本好みもあって、親しみが持てるし、それ以上に実在の人物がいろいろ登場し、虚実とり交えて、歴史改変小説の大傑作になっている。
それ以上に今回のハヤカワの新装版では、アイリーン・ガンの補遺も記述が加えられているし、そして何よりも角川版のハードカバー、文庫版にあった巽孝之氏のあとがき、さらには、今回のために書かれたあとがきが嬉しい。
サイバーパンクファンとしては、復刊されてうれしいが、苦労して角川のハードカバー版、文庫版を入手した身としては、ちょっと残念。
ギブスンの新作ももうすぐ出るし、そっちもあのしみだ。