【画質】
映像は綺麗です。
フィルムグレインはやや強めに処理されております。
うるさくは感じない案配ですので、フィルムライクな質感が残っておりよい。
この作品の雰囲気にこのグレイン処理はマッチしていてよく合う。
シャープさは中々。
全体的には輪郭が強調された映像になっているのですが、演出なのか撮影なのかピントがボケるシーンがいくつか見受けられる。
ただ、アップのシーンの質感は素晴らしい。
特に人物のしわや毛穴まで見えるこの質感は実にリアルです。
暗いシーンの諧調表現は悪いとは言いませんが、良くもない。
潰れるまではいきませんが、黒や周辺の色が同化してしまい、見にくくなる箇所がチラホラ。
暗部シーンの量があまり多くないのが幸いでしょうか。
動きのあるシーンもありますが、全く破綻を見受けられず見事に再現できています。
全体を通して気になるのが独特な色調。
色を落とすといいますか、落ち着いた色調でやや暗さの残る映像に仕上がっています。
ただ、これは意図的なものだと思いますし、作品とマッチしておりますので、個人的には好み。
他のBD作品と比べると綺麗な部類に入るかと思います。
個人的には★4〜5の間といった所。
安心してハイビジョンな映像を楽しめるフィルムライクな映像になっています。
【音質】
音はよいです。
重低音はしっかりと響く低音が出ており、迫力がある。
高音は特筆するようなものがありますが、それだけに癖がなく聞きやすいクリアな音です。
サラウンド感はメリハリの効いた音。
戦闘シーンではしっかりと音が出て、音の位置も正確で臨場感がある。
それ以外のシーンでも季節による空気感や伝わってくる。
うまくサラウンドを使い分けたメリハリのある音に仕上がっています。
セリフ部分もクリアで良好。
迫力満点といったインパクトのある音ではありませんが、全体を通して満足できる音質かと思います。
【特典】
特典は音声解説の他、HD画質でメイキング、オトリアッドの子供たち、曲のメイキング、森の生存者たち、予告編集。
オトリアッドの子供たちは、この物語のメインとなったビエルスキ兄弟の子供や孫たちによる、インタビュー映像になっています。
中々興味深い話となっていて面白い。
森の生存者たちは、実際に生存した経験者達をエドワード・ズウィック監督がスチールで撮ったもの。
全てHD収録ですし、中々満足のできる特典となっています。
【総評】
画質/音質は満足できるレベル。
特典もHD収録なのは嬉しい。
作品はホロコースト物とあって好みが別れるとは思いますが、興味深い題材ですので、機会がありましたら是非。
▼個人的評価
・画:★★★★☆
・音:★★★★★
・話:★★★★☆
・特:★★★★☆
・総:★★★★☆