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ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス)
 
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ディビザデロ通り (新潮クレスト・ブックス) [単行本]

マイケル オンダーチェ , Michael Ondaatje , 村松 潔
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

血のつながらない姉妹と、親を殺された少年。一人の父親のもと、きょうだいのように育った彼らを、ひとつの恋が引き裂く。散り散りになった人生は、境界線上でかすかに触れあいながら、時の狭間へと消えていく。和解できない家族。成就しない愛。叶うことのない思いが、異なる時代のいくつもの物語を、一本の糸でつないでいく―。ブッカー賞作家が綴る、密やかな愛の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

オンダーチェ,マイケル
1943年、スリランカで茶農園を営む富裕な地主階級の家に生まれる。両親ともオランダ人、タミル人、シンハラ人の混血。ロンドンのパブリックスクールを経て、62年、大学進学を機にカナダへ移住。67年、第一詩集『繊細な怪物』を発表。70年『ビリー・ザ・キッド全仕事』でカナダ総督文学賞。92年『イギリス人の患者』で、カナダ作家として初のブッカー賞を受賞。同作は映画化され、アカデミー賞作品賞・監督賞など9部門で受賞。『ディビザデロ通り』でもカナダ総督文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 334ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/01)
  • ISBN-10: 4105900730
  • ISBN-13: 978-4105900731
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 44,246位 (本のベストセラーを見る)
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By jazz男
形式:単行本
"すべてはコラージュだ。私たちが何をつくるのか、なぜつくるのか、どんな人に惹かれるのか、なぜ忘れることができないのか。すべてはコラージュであり、遺伝でさえそうなのだ。私たちの中には他人が隠れている。短期間しか知らなかった人さえ隠れていて私たちは死ぬまでそれを抱え続ける。国境を越えるたびに、それを自分の中に封じ込める。"(訳者あとがきの中のinterviewより)

時空も超えて、一見関係もない人々の話が紡ぎだされるが、場面を読み込むとその時々の登場人物の思いが関係した人の中に生き続け次の世代に伝わっていくのがわかる。ある人間関係が、次の世代の別の人間関係に投影されている。自分自身の形成に関わった人たちの顔が思い浮かぶ、会ったこともない人もいるはず、などと自分の来し方を考えてしまう。

極上の読書体験です。"English patient"を読んだ方も読んでない方も、詩的な世界を堪能してください。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
ジュンパ・ラヒリはオンダーチェを読むときは、その文体に身を委ねて安心して読むことができるという。だが、この作家を相手にする場合、その流れに振り落とされないようにするのに必死になるのが、彼の愛読家であろうとなかろうと実際のところなのではないだろうか。特にこの作品ではそのオンダーチェの美しいが、どこに行くか分らない文体とストーリーテリングが顕著に表れているばかりではなく、実際に、どっかに行ってしまい、話の収拾は全くつかずに終わってしまう。だが、それでも良いのだと、すべてのものはコラージュに過ぎず、私の物語に私に関連した者たちのすべてがすべからく関わっているのだからというメッセージはいつになく明確で、ようやく彼が物語のための物語でなく、人生という物語を書いているのだということを悟らされる。人生にも物語にも結論はない。そしてすべてのものが続いていく。このことを思い知らされる一冊。
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By
形式:単行本|Amazonが確認した購入
他の方も書いてる通り、様々な登場人物が出てきてその人生の断片だけが描かれ、最終的にばらばらになったまま終わる小説。小説家の役割を「混沌とした状況のに秩序を与える」と定義したひとがいるが、この小説に関してはそのようにはならず、すべてがある意味中途半端で終わるが、それこそがこのオンダーチェが言いたかったことに違いなく、とりもなおさずいろいろな民族の血が流れ色々な国で暮らした経験からポスト・コロニアルな視点を持つに至り、全ての人が自分以外の人間と関わりながらも最終的には何の関係もなく通り過ぎていく人生の諸相を描きたかった人生に対するひとりの作家の見解なのだと思う。
そういう意味で様々な人物が最後にシンクロして収斂するような小説を期待するといささか肩すかしを喰うかもしれないが、一場面一場面非常に美しくただ読むだけで読む喜びに溢れ、時間を忘れる素晴らしい小説だと思います。
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