期待の「硫黄島からの手紙」や「バベル」を退けて、アカデミー作品賞獲得した作品である。
しかし、一般的評価はどちらかというと低いように思う。以下の理由である。
・スコセッシ監督作品としては、「タクシードライバー」や「レイジング・ブル」から劣る。
・オリジナルの香港映画「インファナル・アフェア」と比べたらつまらない。 等々
私自身は全く予備知識なく観だして、前半はクライムムービーのまたネズミが主題かと思って
しまった。この題材の映画は実に多く、すでに「L.A.コンフィデンシャル」や「ユージュアル
・サスペクツ」など傑作を輩出している。
しかし中盤から、今までにない特徴に気付いた。それは「携帯電話の活用」である。以前の
クライムムービーは、もし携帯電話を使ってしまうと物語がなりたくなってしまう。この映画は、
「24シリーズ」のようにITを駆使するのでなく、隠れてメールを打ったり、変な音の着信音だ
ったり、割と今現時点でのリテラシーと同期していて面白い。
一点余談で、ラストのカットは、アカデミー作品賞としては、どうかと思うのだが・・。