スコセッシ&アカデミー賞ということで期待して見たのですが
元ネタ「インファナルアフェア」の足元にも及んでませんでした
まぁでも元々が仏教的な因果応報を描いているので、アメリカ人には理解できないのは仕方ないかもしれません
因果応報がわからないために結局、人間(銃)による解決をとるところがアメリカっぽいですね
しかも、そこを変更するために潜入捜査官を知る人間を二人に設定してしまったので、警部がビルから落とされて殺された時に、警察の身分を知る人間が誰もいなくなる苦悩などが描けなくなってしまってるし
カウンセリングの女医あたりの人間関係やマフィア仲間との友情、等々重要部分の変更・削除に失敗していて
場面場面はわりと忠実に作ってあるわりに、全体としてはすごく薄っぺらな感じになってしまっています
元ネタ側では全体のキーワードになっていて重要シーンで流れるテレサテンの歌に変わるものもなくて残念
スコセッシらしくテンポも良く、暴力描写もスタイリッシュで、時間が長いわりに飽きなく見られたのはさすがと思うのですが
元ネタ側が102分という短さで、サスペンス度もドラマ度も上で実に濃密だし
監督・俳優陣も大物を揃えたわりにオリジナルに誰一人勝っていない
オリジナルでは脇役(殺される警部役)のアンソニー・ウォンですらめちゃめちゃ光ってましたからね
それらを考えると残念ですが駄作と言わざるを得ないです
まぁオリジナルが良過ぎましたね
結論として、オリジナルを見た後「アメリカ人が作るとこうなります」ってのがみたい人にのみオススメですね
時間ない人等は「インファナルアフェア」だけ見れば十分だと思います