全部で15本の短編絵本と、そのお話にちなんだパーティ料理の作り方が学べる一本。実用ソフトという側面もあるが、収録されたレシピはなかなか普段の食卓では試しにくいものも多く、「プーさんの動く絵本」として割り切った方が精神衛生上いいかもしれません(ただし田内しょうこ氏監修のレシピはどれもクオリティが高いです)。文章に漢字が多めでふりがなもないので、子供向けというわけでもないのかな……?
お話はどれも短い、なんてことのないものばかりではあるものの、要所要所に挿入されるおなじみのボイスや、非常によくできたキャラクターCGによるチマチマとした動きは単純に見ていて楽しく、絵本として期待する分には裏切られることはないです。ただし、映画でも(ある意味)大活躍だったイーヨーや、あるいはカンガ、ルーといったおなじみのキャラクターの一部が出て来ないのはちょっと寂しいですね……。そのほか、お話のなかに隠された「隠れプーさん」を見つけたり、お料理を題材にしたミニゲームをクリアするごとにお菓子がもらえ、それを自由に組み合わせて自分だけのお菓子の家を作れたり、と言ったゲームっぽい要素も。
大ボリュームでもないし、気の利いた独自要素もない。でも端々まで丁寧に作られていて、とても好感が持てる一本です。プーさんが好きな方はぜひ。