現代は欠かすことのできない「飛行機」だが、ちゃんと安全に飛ぶようになったのはこの半世紀ほどだ。本ドキュメンタリーは1930年代の「空を飛ぶ夢」の競争をメインに描いており、内容もわかりやすい。C・リンドバーグ、A・エアハートらの伝説をはじめ、個人的には、子供心にトラウマになったヒンデンブルク号炎上の様子もしっかりと収められている。35人の犠牲者を出した大事故と、A・エアハートが太平洋上で失踪した年は、同じ1937年だ。これがもとで「競争」は沈静化した、と伝えている。貴重なのは、生前最後の姿を記録したウィル・ロジャース北極点飛行搭乗の場面だろう。飛行冒険家ウィリー・ポストと2ショットで撮られた映像は、まさか本人も最後の出演作になるとは夢にも思わなかっただろう。そんなに大ヒット作があったわけではないのに、なぜだかアメリカ人に愛されているよなあ、この人は。まあ、アメリカのTV番組なので、フィーチャーされるのは当然と言えば当然か。どうせなら、ハワード・ヒューズも取り上げて欲しかったけど・・・。他、ヘリコプターでの大陸横断とか、現代の話題も挿入しながら進むので、なかなか勉強になるDVDだと思う。子供に見せるのもいいかも。星4つ。