日本全国のクリムゾナーの皆様、お疲れ様です。私は今回で通算5枚目の購入になるDisciplineですが、中には「もういいや」とため息をつかれるファンの方もいらっしゃるかもしれません。ですが、私の感想は「買い」です。特にディシプリン・クリムゾン否定派の方にも是非聞いていただきたい今回のリマスター2011。CDとDVDーAUDIOのセットですが、まず、紙ジャケですが、初回版のケルティック・ノットと改訂版とジャケも2種類セットです。芸が細かい(と思う)。また、音質ですが、全体的に言えるのはトニー・レヴィンのベースが(私のオーディオセットでは)かなりハッキリ聞こえます。また、ピンク・フロイドのリマスターでも感じたのですが、ここ最近になってリマスター技術がかなり上がったのか、空気感というか音の空間を感じます。フリップ先生もその事をライナーで「アナログそのものとも言えるパフォーマンスをむき出しにできる」と述べています。そのとおり、元々クールな印象のある本作品ですが、かなり聞いた印象としてどう猛な躍動感、まさにクリムゾンと言いたくなるような音に仕上がっていると思います。ある意味別物に聞こえます。
気になった点をいくつか:エレファント・トークのブリューのボーカルですが、最初のTalk, only talk の部分、明らかに違うテイクに差し替わっています。今回only talk の部分で音程が下がります。また、Frame by frame ではイントロの部分で今までなかったパーカッションの音が聞こえます。レヴィンのバックコーラスもハッキリ聞こえます。厳密に前のと聞き比べていませんが、こんな音あったっけ、という音がそれ以外の曲でも聞こえます。理由が分かる人教えてください。 あと、CDのトラック数がボーナスをいれて、10になっていますが、実際は11。トラック8,9と短いエイドリアンのボーカルエフェクトを短くまとめたもので、10がシェルタリング・スカイのほぼ別テイクのような内容で、ボーカルエフェクトがミックスされて面白いです。11がセラハンのインストバージョンといっていいものです。
DVDにはロスレスをはじめいろいろ入っています。ロスレスもチェックしてみましたが、あまりCDとの差を感じませんでした。それだけCDが優秀ということかもしれません。特典映像(Elephant talk の疑似ライブ、Frame, indiscipline のライブ)ですが、結構有名な映像です。ファンは観たことがあるものでしょう。また、アルバム・ラフミックスとは、元々のアルバムの曲順はこの予定だったという事のようです。新鮮な印象。
と言うことで、結論は「皆さん、買いましょう」です。このアルバムがリリースされて30年経ちますが、未だに斬新な音空間を魅せるDiscipline。フリップ先生、私はまだまだついていきます。