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ディケンズ短篇集 (岩波文庫 赤 228-7)
 
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ディケンズ短篇集 (岩波文庫 赤 228-7) [文庫]

ディケンズ , 小池 滋 , 石塚 裕子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

ユーモアと明るい笑いの作家ディケンズ(1812―70)の世界も短篇に目を転ずると相貌を一変する。自らの血に流れる狂気を自覚した男が妻を殺害するに至る「狂人の手記」、実直な鉄道員が幽霊の発する警告に怯える「信号手」など、人間の暗い異常な心理を追究した作品を中心に、幻想的作風の短篇も加え11篇を収録する。

登録情報

  • 文庫: 310ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1986/4/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003222873
  • ISBN-13: 978-4003222874
  • 発売日: 1986/4/16
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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■収録作品
墓堀り男をさらった鬼の話
旅商人の話
奇妙な依頼人の話
狂人の手記
グロッグツヴィッヒの男爵
チャールズ二世の時代に獄中で発見された告白書
ある自虐者の物語
追いつめられて
子守り女の話
信号手
ジョージ・シルヴァーマンの釈明

ディケンズといえば、『クリスマス・キャロル』が有名ですが、「信号手」からディケンズに入った僕としては、これがディケンズだ!という作品群でした。

ディケンズの主人公たちは自虐的でひねくれています。もっと楽に生きればいいのに、といいたくなるような彼らの物語ですが、これをディケンズがただ馬鹿にして書いていたとしたら、ただのイヤな話になってしまうでしょう。

でもディケンズは、そんな彼らをコミカルで寂しい微笑を誘う語り口で、暖かく書いています。ちょっと世間からはみ出た人間をこんな風に悲しくユーモラスに書けるのは、ディケンズがそんな人だったからなのかなぁ、と想像してしまいます。

この本に収録された「墓堀り男をさらった鬼の話」は『クリスマス・キャロル』の原型となる作品といえるでしょう。読み比べてみてもいいかもしれません。

僕のお気に入りは、やっぱり「信号手」

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
充実した内容 2008/11/6
By 百地樹里 VINE™ メンバー
ホラーものあり、ほっとするようなお話もあり、
あとで恐怖感がじわ〜っとやって来る作品もあり、
もちろんどこかユーモアのセンスも光っていて、
いろんなディケンズを知ることが出来る一冊。
長編の壮大さもいいけれど、この短編集の短い
ながらも中身の詰まった感じがまたいいですね。
ますますディケンズが好きになりました。
とくにお嫁さんの尻に引かれたお王様が、あることを
決意し、そこに現れた人物のお話が(グロッグヴィッヒ
男爵)大好きです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By yasu6
 ディケンズ自身が法律家をめざし、銀行家の娘と恋をするシティーの住民であったこともあって、「大いなる遺産」ではバリスター(法廷弁護士)やバリスター見習いの生態が見え、また主人公の親友が一時顔をだしていた損害保険のロイズ保険組合が登場する。

 この短編集にも「奇妙な依頼人の話」でディケンズの父親が何度も投獄されたという債務者監獄の光景が描かれているし、「追い詰められて」で生命保険会社が登場する。生命保険の加入のしかたや成立要件などがシティーの住民であったディケンズらしく、真実味を持って描かれているのは興味深い。
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