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ディケンズといえば、『クリスマス・キャロル』が有名ですが、「信号手」からディケンズに入った僕としては、これがディケンズだ!という作品群でした。
ディケンズの主人公たちは自虐的でひねくれています。もっと楽に生きればいいのに、といいたくなるような彼らの物語ですが、これをディケンズがただ馬鹿にして書いていたとしたら、ただのイヤな話になってしまうでしょう。
でもディケンズは、そんな彼らをコミカルで寂しい微笑を誘う語り口で、暖かく書いています。ちょっと世間からはみ出た人間をこんな風に悲しくユーモラスに書けるのは、ディケンズがそんな人だったからなのかなぁ、と想像してしまいます。
この本に収録された「墓堀り男をさらった鬼の話」は『クリスマス・キャロル』の原型となる作品といえるでしょう。読み比べてみてもいいかもしれません。
僕のお気に入りは、やっぱり「信号手」
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