物語は多様な解釈を許容するもので、「ベトナム戦争」が題材である以上、そしてサブカルにカテゴライズされてしまう西島大介が作者である以上、そのスジの方々が一言語りたくなるのは避けられないとは思う。
が、そういう文脈を抜きにして読んでみれば、これはバトル物。少年マンガの王道じゃないか。特殊能力を持った敵。常識外れに強い美少女。アクション。グロ。敵対勢力に分断される男の子と女の子。一目惚れ。
「祖国を捨てた猛虎」
「静かなるネイティヴ・アメリカン」
「神秘のヨガ・マスター」
「アメリカン忍者」
「爆弾の魔術師」
このへんがグリーンベレーの「野良犬」部隊。
バトル物以外の何に分類すればいいんだ。
戦記物か。
戦記物なのか?
見開きの使い方が上手すぎる。
決め台詞がかっこよすぎる。
この絵柄はかわいいか?
こういうかっこよさもあるのだ。
この作品にいちばん近いのは、平野耕太の『ヘルシング』だと思う。