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25 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名著。,
By 栗鼠飼養所 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: テーラワーダ仏教の実践―ブッダの教える自己開発 (単行本)
仏教の教理を学び始めると、『四聖諦』『八聖道』『縁起』などなど、数多い根本概念を、どう整理するべきか、そして、具体的にどう実践すべきか、混乱してしまうこともあるでしょう。 多義的に使われる語もあったり、同じ教えを違ったいくつもの切り口で言ってる場合も多いからです。 前半部を読めば、それらの教義が関連づけられ、仏教教義の根本をクリアに見通すことができるでしょう。 後半の論文は、前半で示された教義の実践面『自己開発』をやや詳細に論じています。 多少初期仏教を知っている方向けですが、極めて読みやすい解説書です。
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
待望の増補完全版,
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レビュー対象商品: テーラワーダ仏教の実践―ブッダの教える自己開発 (単行本)
タイのテーラワーダ仏教の高僧、パユットー師による、法話集です。長らく私家版として流通してきましたが、入手が難しく幻の名著と呼ばれてきました。本書は、私家版の「自己開発」に新論文を加えた増補完全版です。 著者のパユットー師は、沙弥にしてパーリ語9段を取得した、タイを代表する傑出した学僧ですが、邦訳がなく今まであまり日本で知られることがありませんでした。 本書では講演録ということもあり、在家の仏教徒に対し、四聖諦、知足、不放逸、慈悲喜捨という仏道の基本的な概念の意義を説き、具体的にどのように実践を行うべきかの解説が加えられています。 仏道には難しい概念も多く、かつそれを説いているパーリ語は日本語に馴染みが薄いため、それぞれの概念が錯綜し、混乱してしまうことがあります。 本書を読むことにより、それらの概念がきれいに整理され、日々の修習のモチベーションアップが図られることと思います。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
靄が晴れる思い,
By vivekatrek (大阪府枚方市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: テーラワーダ仏教の実践―ブッダの教える自己開発 (単行本)
訳者のあとがきに、“パユットー師は、法の説明の項目があると、それに続いて、必ずその法の持つ道徳的な価値という項目が置かれている。それを実践することの意味づけである。”とある(p.224)。確かに、“戒は「一切悪をなさず」、定は「善を十分に行う」こと、慧は「心を浄く」すること”というパユットー師による三学の説明(p.19)は、修行方法ではなく修行効果を説明することで、修行の本質(目的)を見誤ることから防いでいる。同様の方針で説明される、四聖諦(苦・集・滅・道)と義務(遍知・断・能証・修習)の対応(p.28)、“規律や伝統の体系を律と呼び、律を守る人間の徳性を戒と呼ぶ”という戒の真義(p.80)、“邪定はただ、気持ちよく、何をすることも考えず、することもない状態です。それゆえ、定の利用は注意がいるのです。”という定の罠(p.105)、“目的、目標を持つということは、それを欲しなさいということではなく、知りなさいということです。”という目的の意義(P.152)、“新しい言葉として、「布施」、「持戒」、「修習」を使われたのです。これは昔から「三福業」という言葉として知られています。”という在家の三学(p.161)、“比丘は預流者のような聖人でも、法を実践して特別の徳を成就し、これだけのものを得た、これだけの高い徳を成就したと満足して知足が生じれば、その比丘は放逸住者である”というブッダの言葉の引用(p.189)などは、とても新鮮な釈尊仏教として心に響いてくる。
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