サラリーマン投資家の著者は九年間で10倍株を3回、20倍株を4回経験されたそうです。
その低位株投資方法…と言うよりは著者の武勇伝と、いい銘柄悪い銘柄の見分け方が主に書いてあります。
銘柄選定はテクニカルは殆ど関係なしでファンダメンタルズ重視です。
分かりやすく言ってしまうと低PBRで倒産の危険性が少ない低位株を買って放置しろと言うもの。
専業のトレーダーではなく兼業で株式投資をやっている方には参考になる部分もあるのではないでしょうか?
所謂、超短期のデイ・スイング投資家には参考にならないでしょう。
著者はフェラーリとマイホームを株で得た資金で購入されたそうですが、一体幾ら儲けたのかということを運用利率と併せて明記してほしかったです。
あと、個人的に疑問に思う部分がありました。
それは
「株式投資で儲けた銭なんぞ所詮はアブク銭であり将来的に何の確証もない一時的な不安定収入です」
という部分と
「私は悟りを開きました。それはこれ以上日本経済が衰退するならば株式投資をやっていようがいまいが国民は全て大ダメージを食らうということ。」という部分です。
巻末で10倍株の経験は大きく人生を前進させる最高の自己啓発になりうると締めくくられていますが、前者の発言と矛盾していると思うし、そんな下らないアブク銭だと思っているならこの著書で声高に儲けた事を誇ることもなかろうにと思ってしまいます。
また日本経済が衰退した場合、株式投資をやっている人間の方が大ダメージを食らう可能性は明らかに高いと思います。