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テレワーク―「未来型労働」の現実 (岩波新書)
 
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テレワーク―「未来型労働」の現実 (岩波新書) [新書]

佐藤 彰男
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自宅のパソコンを使ったり、出先でモバイル機器を利用しながら、オフィス以外の場所で仕事をする―テレワークとはそうした「柔軟な」働き方をいう。はたしてこれは仕事と生活を調和させた「夢の未来型労働」なのか。それとも働き手の私生活に食い込んでくる歯止めのない労働の安売りなのか。データを駆使して検証するその実像と問題点。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

佐藤 彰男
1957年兵庫県生まれ。甲南大学大学院博士課程単位取得退学。社会学博士。専攻は社会学・情報社会論。現在、大手前大学現代社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 209ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/5/20)
  • ISBN-10: 4004311330
  • ISBN-13: 978-4004311331
  • 発売日: 2008/5/20
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
様々な働き方を理解する上で、これから就職活動を控えている方
にお勧めします。この本を読み始める前は、テレワークについてオフィス
での仕事の一部を自宅でパソコンを使ってこなす、という程度のイメージ
しか持っていませんでした。
しかし読み進める中でテレワークの定義はもっと広いこと、また
昨今問題となっている派遣労働よりも、そのテレワークの形態によっては
待遇面その他で悲惨な実態があることが分かってきます。
このテレワークの現状は、今後もそう簡単には変わらないであろうことが
示唆されており、正社員、派遣社員、そしてさらにテレワークと日本の
新たな格差社会を考えるきっかけになるでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
テレワークという言葉は、サマータイム制と同じぐらいネガティブのものであることをこの本は、教えてくれます。私は、NHKのビジネス英語で、テレワークについての議論に初めて出会ったのですが、その中で、テレワークはbusiness trendであって、social deadendではないから、流れに身を任せようみたいな楽観論で締めくくっていましたね。この程度の認識しかない方には、ぜひこの本を読んでほしいものです。
テレワークは、確かに100%悪であるとは、著者も言っていませんが、導入するとしても相当限定された範囲のみとなるでしょう。しかし、できれば、導入しない方がよいということが、この本の中での議論を読み進むうちに感じてくると思います。
 テレワークを導入することは、労働実態の把握を困難にするため、見えない残業が当たり前のようになり、労働者、ひいては、国民全体が疲弊することによって、国力は、衰微の一途をたどることになるでしょう。その先は言わずもがなというところでしょうか。
 結局、サマータイム制同様、テレワークも経営者が労働者を搾取するのに非常に都合のいい制度であることを、皆様がこの本を通してわかっていただけることを祈っています。
 最後に、この本は、比較的丁寧に議論を進めているため、若干退屈と感じる方もいるかと思いますが、そういう方は、結論だけでも目を通していただければ、今後の議論の助けとなると思います。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By θ トップ1000レビュアー
形式:新書
本書はかなりテレワークに対して批判的な本である。
本書を読む場合はまずそれは認識しておいた方がいい。もちろん解毒剤として読むなら何も考えなくていいが。

本書で強調されてるのは、自由な形態というのが、かえって「自分で選んだんだから」「自分の能力のなさのせいだから」と過酷な労働に転化してしまうということだ。
ノルマが課されている場合は、多少の裁量はあっても基本的に自由はないと言っていい。
それを、さも自分の自由で動いていて、うまくいかない責任もすべて自分にあるかの如く錯覚することで、自発的に労働時間が大幅に伸び、過酷な労働を選択してしまうのである。

私はテレワーク関係書を読んだのがこれが初めてなので、本書で書かれているテレワークバラ色論の方が逆にイメージできてないのだが、そうしたテレワークに関するポジティブな論と併読したら、さらにテレワークへの理解は深まるのだろうなと思った。
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