小学館IKK連載/鬼頭莫広原作の
「ぼくらの」TVアニメ第7〜9話を収録したDVD3巻です。
神奈川県・御友島で開かれた自然学校に参加した15人の少年少女が
巻き込まれたのは死を賭けた地球防衛ゲーム。操縦すれば必ず一人死ぬ。
誰から自己犠牲に?それとも地球消滅?SFメカ作品の媒体を覆す設定の中、
少年少女達の心の内面を曝け出した衝撃作品です。
第7話「傷」★★★★☆ 残り12人
死んだ彼の側にいた彼女の過去が描かれます。少女な純粋な気持ちを
教師という立場で弄んだ男の下種な劣情に怒りを感じます。立場と権力を利用した
昨今の不祥事を象徴するかのような嫌らしさを残しています。
第8話「復讐」★★★★☆ 残り11人
ジアースを復讐の道具として怨みを晴らさんと彼女の憤りと葛藤が積もる物語です。
結局、死ぬしかないとあきらめ半分でやけになった気持ちがよく現れています。
今回の見所は操縦者の生き残りと登録人数が合致しないという点です。人間関係に
疑心暗鬼を生み出す展開の巧さに感心させられました。
第9話「家族」★★★★★ 残り10人
残された者達は一体どうなるのか?常に家族、仲間、そして街を想う彼の悲壮感の中で
描かれる情の厚さがなんとも優しく胸を打ちます。誰かのために自分を投げ出せる勇気と
家族との絆の大きさが感動的で、今まで荒んだ心の描写が多かったためか、
人間愛に溢れた見応えのある1本に仕上がっています。