いわゆる「(広告代理店)ビデプロ」の「広告屋」さんが書いたテレビの未来である。
そこには、広告屋としての自分の仕事が続いていくようにとの
バイアスが潜んでいるのでそれは割り引いて読むべきだ。
本書のタイトルである『テレビは生き残れるか』に対する答えは凡庸なものである。
また、広告屋さんのテレビ論であるところから、スポンサーとテレビの制作部門を結びつけて
面白いテレビを作る方向に働くべき広告屋さんが、何もしてこなかったという側面を
書いていないのは、片手落ちである。
広告代理店が、将来、生き残るであろうテレビに対して何が出来るのか。
それは金儲けばかりではあるまい。
テレビメディアは何らかの形で文化のひとつでもあり続けると思うからである。