1962年から1972年までをテレビの黄金時代と捉え、当時の”ヴァラエティ”番組を製作し続けた放送作家やプロデューサー、タレント達を描いています。「光子の窓」「夢で逢いましょう」「シャボン玉ホリデー」「九ちゃん」「ゲバゲバ90分」といった番組を知っている方には、懐かしくて、興味深いエピソード集でしょう。青島幸雄、前田武彦、井上ひさし、永六輔、大橋巨泉やクレイジー・キャッツ、坂本九、コント55号、ドリフターズ達とのエピソードが豊富で、時代の体温が伝わってきます。TV界創世記に活躍していたナベプロの渡辺社長、日本TV井原プロデューサー、ホリプロ、堀社長などジャズ出身者が多く当時の番組や音楽は、モダンであったのもそのせいかな、と考えてしまいました。TV関係の仕事をしている方々、TVを楽しんできた人たちにはお勧めです。著者による現在のTV番組評もいいです。TV黄金時代の終焉は、浅間山荘事件。ニュース性がTVの持つエンターテイメント性を凌駕したことによると考えています。