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テレビの罠―コイズミ現象を読みとく (ちくま新書)
 
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テレビの罠―コイズミ現象を読みとく (ちくま新書) [新書]

香山 リカ
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二〇〇五年の衆議院選挙は、解散劇から候補者選定(「刺客」「マドンナ」など)や選挙運動のスタイルまで、これまでになくメディア・世間の注目を集めた。そして、自民党圧勝という結果は、さらに大きな衝撃ととまどいを与えることになった。なぜ、このような劇的な変化が起こったのだろうか。テレビはそこで、どのような役割を果たしたのだろうか。精神科医という立場から日本社会の批判的検討を試みてきた著者が、“勝ち組・負け組”、“視聴率政治”、“市場原理主義”、“ポピュリズム”など、コイズミ現象の背後にある「空気」を読みとく。

内容(「MARC」データベースより)

コイズミ劇場、刺客、くの一、ホリエモンブーム、心霊占い…。「罠」を仕掛けているのは誰だ? 精神科医という立場から日本社会の批判的検討を試みてきた著者が、コイズミ現象の背後にある「空気」を読みとく。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/3/7)
  • ISBN-10: 4480062963
  • ISBN-13: 978-4480062963
  • 発売日: 2006/3/7
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 604,858位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しど
形式:新書
小泉首相に賛成する側も反対する側も「想定外」の結果になったあの選挙。あの時何が起こったのか、非常にわかりやすい本書だと思う。田原総一郎や筑紫哲也も自分達が荷担したとは思っていないように、メディア側の無自覚についても詳しい。結局、誰もが無自覚なまま、あの選挙結果を導いた。

ポストモダンに絡めて説明する部分は余計だが、他は、平易な文章で非常にわかりやすい。丸山真男や山本七平が指摘した戦時体制日本の「主体の無さ」が現代に置いても改めて想起される。

また、自分より少しだけ上の者は叩き、手の届かないセレブが相手だと擦り寄るようになった世相の変化も、具体例を掲げながら説明してくれる。

蛇足ながら、本書で引用している「日本型ポピュリズム」には中身のある米国のポピュリズムと中身の無い小泉のポピュリズムとの違いが解説されている。全てが「からっぽ」なのかもね。
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22 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書のタイトルに関して手っ取り早く結論を知りたい方は、「はじめに」と「おわりに」を読むといいと思う。あとはせいぜい1章から3章くらいまで。中盤は引用だらけで投げ出したくなってくる。

結論としては、マスコミは昔も今も、「庶民」や「大衆」の側に足を置き、番組作りをしていることには変わりはない。でも、今は、世の中がフラットになってしまったがゆえに、昔だったら権力や教養と対立する役目を果たしていたマスコミが、いまや、「多くの視聴者に喜ばれるもの」を作ろうとして、結果的に「権力の思惑にかなうもの」になってしまった。この構造の変化が、自民党勝利にテレビが一役買った原因である、というものだ。

香山氏は「あとがき」で、韓国のES細胞捏造事件についてふれ、疑惑を追及し続けたプロデューサーの言葉を紹介している。その中で「人々が見たいものではなくて、あくまで真実を語るのがテレビというメディアの役割であり、それがひいては人々や国のためになる、と真剣に信じるテレビマンがいる、というだけでも新鮮な驚きを感じる」と述べている。香山氏が言いたかったのはこのようなテレビであってほしいということだったのではないだろうか?

イギリスのBBCがイラク問題で政府の疑惑を追及し続けたように、日本のマスコミにも、(刺客、ホリエモンなどと騒ぐだけでなく)どうしたら本当に庶民の暮らしがよくなるのかを提示するような番組作りを期待したい。
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14 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
05年9月11日の衆議院選挙は小泉自民党の圧勝で終わりました。その解を多くのテレビ視聴者の心理から分析しています。自分がどの階層に所属するのかなど考えても詮無い事なので、彼我の格差無視してフラットな社会に住んでいることにしてムードに流れる。また、面白かったり、感動したりすることに重点を置く。テレビもそれに合わせ視聴率の上がる番組をつくる。それは結果的に小泉ワンフレーズ、刺客、くの一といった話題を取り上げることになり小泉自民党にとって正の循環となる。
結構外国の哲学、思索、精神分析のなじみにくい翻訳や日本の知識人の著作からの引用が多いのですが、もっと香山さんが自身で思索した著作にしたほうが良かったのでは。
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