第8集まで来ましたが、このシリーズの中では、1番のデキという評判もうなずけます。
確かにこの時期は、もう、新曲は作らないといった発言も出ていたほどの低迷期から抜け出しかけていたころであり、作っては見たものの、自分でそれが良いのかどうかわからず、プロデューサーに任せきりになっていたりしていたようですし、カヴァー集の連続発売と分かったような分からないようなアルバムもありました。
そんな時期なので、こういったアルバムを出すと未発表なのに結構良かったりするのが残っていたのかもしれません。レコード会社が最近の3作と絡めてオリジナル・アルバムと呼ぶべきなどとと言うのもあながち宣伝文句だけではないような気もするほど良い曲が、テイクが出てきます。
ここまで来ると、やはり輸入盤オンリーの扱いとなったディスク3も聴きたくなると言うのがファンの本音です。
でも、いくらファンでもちょっとあの輸入盤は高すぎるような気がします。付録も面白そうですが、そんなものにこだわらない、音楽だけにこだわる(というか、お値段の関係からこだわりたくてもこだわれない)オールド・ファンもいると言うことをディランさんも分かって欲しく思います。
うーん、いくら考え直しても、やっぱ、一介のサラリーマンが買えるのはこの日本盤で精一杯です。何かの折にディスク3だけでも売り出していただければと思います。
あと、あのヘッケルってなんか鬱陶しいです。もう、日本は敗戦国ではないのに何でそんなに卑屈なの、音楽は洋楽だけではないのに、洋楽でもディランの他にも素晴らしいのがいっぱいあるのにと思います。腰ぎんちゃくに終わらず、ディランに「日本盤は高いんだよっ!だから、歌詞カードつけろよっ!」くらいのツッコミを入れて欲しいです。
ちなみに、私がこのシリーズで一番好きなのは、やっぱり一番最初に出た「第1〜3集」というこのシリーズのベスト盤的なものです。ディランは初めてという方には、この第8集ではなく、この「第1〜3集」をお勧めします。あれは絶対お徳であり、ディランももっと輝いていた気がします。