昨年7月28日にテルミーにであってから、早一年が経ちました。一年間、私はこのテルミー2が出ることを心待ちにしていました。そして、実際に手に取ることが出来、非常に嬉しく思います。本当に......
さて、ここから本のレビューを書いていきますが、一つ注意が。残念ながら私は一端の学生であり、本の評論家でもましてや批評家でもありません。ですので、そこまで詳細にこの本の内容を皆様にお伝えできません。ご容赦の程を。
******
レビュータイトルに書いている言葉は、本文中にある台詞の一つです。
「この古い物語は、決して終わらない物語だから」
この言葉は、全員の心に、何かインパクトを与える言葉ではないかもしれません。ですが、私はその大きすぎる衝撃を受けました。
先述したとおり、この小説は前年7月28日に出版された「テルミー きみがやろうとしている事は」の続編です。しかしながら、当初テルミーは続編が決まっていなかったのです。残り19人(今作中で18人だったと判明しますが)の願いを叶えぬまま。
販売実績からか、ようやく続巻が今回出版されました。しかし、それに至るまでに数々の障壁や、障害がありました。その苦労や体験をもとに、作者である滝川廉治さんが、この小説を完結させたい、という一心でこの台詞を書き、また“二人”の願いを最後に持ってきたんだ、と私は思いました。
この小説は、決してスカッとする小説ではありません。もしかしたら、何か背負ってしまうような気もしない、そんな小説です。ですが、事故で亡くなった24人の願いを、生き残った鬼塚輝美と灰吹清隆の二人がそれを叶えていくという行動に、そして、二人を含め、周囲の人間が事故を乗り越え前向きに生きていく、成長していく姿にどこか勇気を貰えます。
この小説(シリーズ)は、大切な何かをしみじみと感じることができる、ラノベらしくないラノベです。こんなご時世だから、ということではありませんが、大切なものを失った悲しみを乗り越える、そのバイブルになれる一冊です。
今までのラノベに飽きた方のみならず、今、立ちはだかる障壁を乗り越えたい方や、過去を忘れたい方に是非是非オススメします。
最後まで、こんなレビューをご覧いただき、ありがとうございました。