書店で立ち読みして買いました。
最初、いったい何のマンガなのかよくわからず、いぶかしげに手にとって読んだのですが、すぐにはまりました。
設定はありがちなタイムスリップものです。しかし、なぜか風呂限定。その奇抜さがなんとも心地いい。
主人公は古代ローマ人で、浴場を専門に設計する建築士。
生真面目な性格が災いして事務所を追い出されるも、ふとしたことから日本にタイムスリップする能力(風呂限定)を身に着けてしまい、それがきっかけでローマを沸かす建築士となる(風呂なだけに)。
著者のヤマザキマリさんは画家で、旦那さんはイタリア人歴史家。嫁ぎ先で起きたあまりにも腕白なイタリア人家族とのギャップを激しく吐露せずにはおれなかった快作、「モーレツ!イタリア家族」の著者でもあります。
このマンガの面白さは奇抜さだけでなく、話の合間に風呂に関してのうんちくが軽く触れられていて、それがまた面白い。
硫黄の香りに敏感に反応してしまう日本人にはぜひお勧めしたい一冊です。