待望の書が、ようやく出ました。
ダブルスの本は数あれど、これほどシンプルで、説得力のある本は、他に見当たりません。かつてテニス界ではまったく名がなかった亜細亜大学を、日本有数のテニス王国、ダブルス大国に導いた堀内監督は、これまで数々の書籍や雑誌で、亜細亜躍進の秘密を惜しげもなく披露して、多くの読者の支持を得ていますが、ダブルスについて、まとまった形で紹介したのは、これが初めて。初心者には複雑で難しいダブルスの戦い方も、実は非常にシンプルな基本理論によって成り立っていること。そして、そのシンプルな基礎理論を確実に守ることによって、高度な戦術が可能になることが、よくわかりました。ユニークな人形を使った、デビスカップや全仏の実戦解説から、基礎戦術を説明しているページも多く、それほど厚い本ではありませんが、何倍にも楽しめ、ためになる、重厚な本だと思います。この本を見れば、初心者はもちろん中上級者も、必ずダブルスがワンランクアップする、という気がしました。