決勝戦シングルス2の途中から始まる。
手塚に変身して追い上げる仁王と不二の一騎打ち。
不二は準決勝で四天宝寺の白石に敗戦し、挫折を味わった。
これを乗り越えてさらに強くなる不二が描かれる。
ダブルス1は、残りの話数も関係したのだろうが、やや簡略化した描かれ方をしている。
大石と菊丸のファンには不満な点だろう。
ただ、ジャッカルと丸井も関東大会の時点で手の内をすべて見せた感があるので、長引かせても盛り上がりに欠ける気はする。
リョーマ記憶喪失の謎が明かされる軽井沢回想編もある。
そしてこの後の流れを見ると、作者が何をやりたくてリョーマを記憶喪失にしたのかがわかる。
終盤で幸村の実力も明らかになる。
真田より強いとはされていながらも、戦績がないため今ひとつその強さが読者には意識されていなかったが、
これで決勝戦シングルス1へのお膳立てが整ったといえる。
この巻のラストは決勝戦最初の攻防。
激闘を予感させる幕開けとなっている。