プログラム開発手法の一つであるテスト駆動開発をJavaScriptのプログラミングで行うために役立つ本で、中上級者向けの内容です。JavaScriptの基本的な解説も全くないわけではないのですが、少なくとも他のオブジェクト指向言語を知らない人が読んでも意味が分からないでしょう。中級者であれば、一度目を等しておくと新しい発見があるかもしれません。
テスト駆動開発は、全体のプログラムを小さなパートに分けてテストを行いながら全体を完成させていくという手法です。テスト駆動開発に関しても解説されており、この開発手法をJavaScriptで利用するには分かりやすいでしょう。Web系開発者の中には開発手法についてあまり知らない人も多いので、こういう事を一度知っておいた方が、モヤモヤがすっきりすると思います。
JavaScriptの開発では、ブラウザー間の差異などもあり、リロードを何度も繰り返す事でしょう。本書では自動テスト、テスト駆動開発の環境を整え方なども紹介されているので、初めてこの開発手法を導入する方でも、じっくり読んでいけば問題無いと思います。
テストが行えるよう開発していくとなると、ちょっと余分な仕事が増えるような感じがするかもしれませんが、システムをより堅牢に、生産性を高くすることが目的となっています。慣れていけば開発効率は高まると思えます。
本書に限らないことですが、ブラウザー間の違いを吸収に関してもページが割かれているし、ライブラリとの使い方なども書かれていて、色々普通に参考になる事も多いです。
本書ではたくさんのコードが提供されていて非常に参考になると思います。CDなどは付いていませんが、ウェブでダウンロード出来るようです。
JavaScriptの学習者と言うよりも実際開発している人におすすめです。Javascriptの本として買うとしたら、五番目ぐらいに良いんじゃないかと。絶対必要と言う本ではありませんが、大変参考になる良書で有ると思います。ハードルは上がると思いますが、開発の効率は上がるでしょう。
外国の翻訳本ですから、独特な表現、言い回しが随所に見られます。