荒木一郎氏の「テクニカルなカードマジック講座1」では、用語・テクニックの解説の詳細さに驚かされたものだ。
今まで聞いたことも無いような技法をずいぶん知ることができた。
ところが・・・である。
それではまだ充分でないとばかりに、本書「2」では再びテクニックの事典に章がもうけられ、「1」では触れなかったカードマジックの技法が、新たに、しかも大量に紹介されているではないか!!
カードマジックの広大な地平を見せられたような気分だ。
冒頭の「カードマジックの変遷」も力作!
松田道弘氏による著書(「奇術の楽しみ」など)によって、プロフェッサーホフマン、ロベール・ウーダンから、D・バーノン、E・マーローまであたりは既に紹介されている。
本書ではさらにそれ以降の、P・ハリス、H・ローレイン、R・カフマン、まで歴史的位置付けがされているのだ。
ホフジンサーを再評価しているのも特徴的だ。
さらに紹介されているカードマジックは、マニアを魅惑する現象、テクニックの連発で、興奮を禁じえない。
借りにDVDが添付されていなかったとしても、この内容でこの値段は安いと思う。
別に私は荒木一郎氏のまわし者ではないが(笑)、ひさびさに手放しで推奨したい本だと思った。
もっとも初心者には全く推奨しない。
カードマジックに魅せられ、カードマジックのさらなる高みをのぞもうという人向けである。