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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こういう本が出せる日本って、すごい,
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レビュー対象商品: テオ・アンゲロプロス シナリオ全集 (単行本)
書名の通り、初期の『再現』から『永遠と一日』までのアンゲロプロスの映画のシナリオ全訳をまとめた本です。特に解説やおまけのエッセーもなし、シナリオだけです。でも、素晴らしい。実際に映画で字幕をつけている作家の池澤夏樹さんによるものですが、映画では画面に入りきらないか、入ってもこちらが全部把握しきれないところなど、この本で完璧につかめます。たとえば、代表作『旅芸人の記録』でエレクトラが独白で歴史的経過を述べる独白部分などを文字で負うことができます。アンゲロプロスの映画を見て、ギリシャ史を勉強しつつ、あの映画が何を描き、何を訴えているかを追うのに必須アイテムです。 といっても、そこまでアンゲロプロスにのめり込む人が何人いるかですが、この本が出版できること自体、日本という国は政治はともかく文化的には大した国だな、と思います。ヨーロッパの国でも、もちろん、池澤さんという素晴らしい方のおかげではありますが。
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