ゲームのアニメ化、それも劇場版という事でどうなるのだろうと思ってドキドキしながら見に行きました。
結果、私の予想以上に作りこまれていた事と、シリアスとギャグがうまい事入っていたので余計に気持ちを揺さぶられたと思います。
まずアニメだからこそ、ゲームでは感じとれきれなかったものが感じ取れた、と思います。
特にエアルクリーチャーのシーンや魔物のシーン。
ゲームではパーティー全員でバッサバッサとなぎ倒していくのでそんなに怖くないのですが、映画を見ていると確かに魔物というものは恐ろしいものでした。
あんなものが街の周辺に、自分たちの住んでいるすぐそこに潜んでいると考えるとゾッとします。
結界というものが、ブラスティアというものがどれほど重大なものなのか理解できました。
また、ゲーム本編では全体的に冷静で、意見や意志を尊重しながらも皆の背を後押ししていくユーリも、若いが為に思わず暴走してしまうというやんちゃな一面がかわいらしかったです。
立派に見える人間にもそれぞれに様々な過去があるんだよなぁ、としみじみ感じました。
勿論元があるだけに、全くなんの知識もなく見れば「???」となることは間違いないのですが、この作品の最大の部分はその世界と現在の状況の中で葛藤し、悩み、大きな経験をして成長していく人の姿だと思うので、それを感じ取れる方はきっと面白いと思います。
ゲームをプレイしている立場の人からすれば矛盾が少しひっかかるのでしょうが、元々言われている通り「まったく別の作品」「もうひとつのTOV」と考えればそんなものだと思います。
私もTOVはプレイしているので、出来ればつなげてほしかったなーという気持ちはぬぐいきれませんが・・・!
けれどこの映画は結果をゲームにつなげる事ではなく、ユーリたちが何故ゲーム版のような道を選んだのか、あれだけの覚悟と信念を貫く意志を持てるようになったキッカケ、彼らに影響を与えた人たちや経験はなんだったのか。という事ではないでしょうか。
「こういう事もあったんだよ」という、この映画の中の出来事も彼らにとってはその中のひとつでしかない、だけどとても大切なこと、という事だと思います。