前作「Hours」のインタビューで「もうエモは卒業だ」というフロントマンMatt Davies氏の発言があったように、
もはやこのFuneral for a Friendというバンドをエモ、スクリーモバンドなどとして考えるのはナンセンスとしか思えません。
正直今作「Tales Don't Tell Themselves」でみせられる彼らの演奏はデビュー当時からの彼らの持ち味であるメロディーの良さと歌のうまさ、そうした要素がこれまた彼らのスタイルである80年代メタル/ハードロックばりのギターリフに見事に融合して今まで以上に洗練、完成させられた音を編み出しています。
すこし大げさかもしれませんが彼らは今後のUKのオルタナティブシーンを先導して行く存在にまで成長して行くのでは?と期待させられてなりません。
特に筆頭すべきは一曲目でもありシングルテイクもされている”Into Oblivion (Reunion)"、この曲の歌詞は本当に素晴らしい。
「音が」静かに空気のように聴くものの胸の底奥深くに沁み入り呼吸とともに映像とともに拡大して炸裂する。
まったく新感覚のロック、これが僕たちの時代のロック。本当にそんな風に思います。
それをエモと解釈してしまうか、素直にロックとして受け入れるか、それは全てのリスナーに与えられた選択肢では無いでしょうか。
今回のこのアルバムは全ロックミュージックリスナーに推薦させて頂きます。