ラップと言えば,ギャングスタ・ラップ一辺倒だった僕にはとても新鮮に響いた。
ハウリング気味のヴォーカルに環境音楽のようなクールなピアノの「Over My Dead Body」,ゆったりと流れるシンセ・バラード「Shot For Me」と冒頭2曲でグッと引き込まれ,「Crew Love」のセツナ系サビに胸を打たれる。
流麗なピアノをループした「Under Cround Kings」や,ドラマティックで壮大なコーラスをループした「Lord Knows」では,高揚感のあるサビに惹かれ,どこか寂しげで北欧的な透明感を漂わせる「Marvins Room」や「The Real Her」に心洗われる。
穏やかで心地良いのに,ストリートでもある摩訶不思議な1枚。