MOVEでプレイ、たまに3Dでプレイしています。
○のところ:
*非常にリアルなテニス体験
サーブはフラット、トップスピン、スライスが打ち分けられて、ヒットするタイミングによって球速が変わります。それに加えてアドバンスサーブではさらにスピードとパワーを追加できますが、タイミングが合わなければフォルトやネットになる可能性があがります。ファーストサーブはスピードとパワー重視でエース狙い、セカンドはコントロール重視でダブルフォルトを避ける、などのセオリー通りの戦術はもちろん、リスクをとってもセカンドでもガンガンエースをねらっていく、など望みの戦略が取れます。
左右に振られて、ぎりぎりで追いつくときのプレーヤーのアクションは絶妙です。左右に振られるとスタミナを消費して、ミスショットが出やすくなるのもリアルですし、それも戦術に組み込めます。
深いショットで相手をベースライン後ろに下げておいて、逆サイドのネット脇にドロップショット、それがもし取られてもネットに詰めてきた相手の頭上をふわっとこえるロブショットでポイント、などの駆け引きが存分に楽しめます。
ネットに出て、バックハンドでぎりぎり手を伸ばしてのボレーなどアクションも、たまらない爽快感を与えてくれます。パッシングで抜いたり、抜かれたり、もいい感じです。
ネットに引っかかってポトンと落ちたときに、相手プレーヤーが「失礼」といいたげなアクションをするにいたっては、嬉しくて泣けてきます。
*実在プロや過去のレジェンドとキャリアモードでも対戦できる
下位レベルのトーナメントは架空選手との対戦ですが、グランドスラムに出場できるくらいランクが上がってくるとフェデラー、ジョコビッチ、ときて決勝がナダル、などになります。また、さらにランクが上がってくると、キャリアモード内でのエキシビションマッチが解除され、レンドルやアガシなどのレジェンドとの対戦も組まれます。
*AIプレーヤーの難易度が絶妙
AIプレーヤーの強さの調整は5段階に変更できます。ノーマルまではそれほどでもありませんが、ハードやベリーハードは強敵です。サーブは超高速で返すのが精いっぱい、なかなかブレイクできません。自分のサービスゲームでも厳しいところにガンガンリターンされて、左右に振らされてしまいます。AIプレーヤーが非常に強いのですが、理不尽な強さではなく、リアルな強さを感じるところが面白さを高めています。
*MOVEに完全対応
我が家ではこのゲームのために、モーションコントローラー、ナビゲーションコントローラー、モーションアイを揃えました。我が家的には、Wiiモーションプラスの「Grand Slam Tennis」を超えた、体感型テニスゲームがやっと登場してきた!という感じです。
*丁寧なチュートリアルモードのテニスアカデミー
テニスアカデミーのチュートリアルは秀逸です。基本的な操作はもちろん、そのショットの目的や戦略まで踏み込んで教えてくれます。またそれを丹念に練習させてくれます。キャリアモードとは完全に分離していて、これを終わらせないと先に進めないといった、変な制限や強制がないのもうれしいです。
*多彩な成長システム
レベルは20までですが、どのスキルを高めていくかによって、人それぞれのレベル20プレーヤーができます。サーブもリターンもスピードも最上級なんて月並みなプレーヤーにはなりません。得意と不得意が同居したリアルなプレーヤーを作成できます。スタミナやボレーなど全てを平均的にしていくと、弱点はないけれど強みもないプレーヤーができたりします。好みの戦略にあうスキルを与えてくれるコーチを雇えば、本当に多様なパターンのプレーヤーが作成できて、オンラインの他のプレーヤーと同一、なんてことはありえません。相手の長所短所から、戦略を組み立てていくなどの面白さにも繋がります。
△のところ:
*登場プロ、とくに女子プロが6名は少ない
個人的にはシャラポワがいなくて、あの叫び声が聞けないのも寂しいです。
*登場プロのアクションにもう少し個性が欲しい
登場プロのグラフィックはまあまあです。ただし掛け声やショットのアクションなどで、他のプレーヤーとの違いがあまりわかりません。せっかくの実在プレーヤーなので、たとえばジョコビッチはサーブ前のルーティーンが長い、なんて遊び心があってもよかったと思います。
×のところ:
日本国内向け版ですが中身は全て英語です。英語画面、英語音声です。フレンチオープンはジャッジのアナウンスがたぶんフランス語です。中身は英語版だと明記されていますが、付属の日本語説明書はわずか数枚のペラペラだけなのにはさすがに驚きました。これでは輸入版と本当に大差ない仕様です。このローカリゼーションのやり方、売り方、説明不足での厳しい評価が、こちらを含めて各方面で見られます。
ゲーム自体のできは非常に高いため、なんとももったいない話です。というわけで、オンライン上の英語マニュアルをボランティアで日本語に翻訳してみました。興味のある方はご参照ください。
http://sonyandvaiofan.blog.so-net.ne.jp/761
マガジンで掲載されているテニス漫画「「Baby steps」の主人公、丸尾君になって1/64のコントロールを練習している気分を味わいたい方には、最高のゲームだと思います!