ケイティは絶対に「ノるだけの歌」は作らない。
曲には何か必ず意味があるし、プラスアルファが存在する。
California Girlsは聴いたとき一瞬Tik Tokのパクりかと思ってしまったけれど、「カリフォルニア版Empire State Of Mind」と言うだけあって、夏のカリフォルニアの海が目に浮かぶ素晴らしい歌だと感じた。ウェストコーストなスヌープの起用もかなり効果的。
そしてTeenage Dream。ノリノリな4つ打ビートだけれど、なぜか涙をさそう。儚く切ない青春を思わせるこのキャッチーなメロディに、クラブ風の楽しいサウンド…明るさと切なさが同居する青春を上手くあらわしたこの曲はまさにTeenage Dreamだな…と思わせる。
アラニス・モリセット的なものを狙ったとの事だが、前作に比べエレクトロを大幅に導入したサウンドはともかくとして、誰もが抱える、言葉にできないようなもどかしい気持ちを形にするところはまさしくアラニスの特徴と似ている。
そして、前作はテンションのバランスが良かったものの、今作は後半にかけて下がり気味。最後もバラードのNot Like The Moviesでしめくくっている。でも、Lostを思わせるこの曲で終わるところもまた、陰りが必ず見え隠れする青春を彷彿とさせる。
今回のアルバムはかなり完成度も高く、面白い内容になっていると感じました。 ぜひオススメします。