わたあめの香り付きのブックレットからも、
いかにもアメリカの高校生辺りをターゲットする意図がうかがえる。
顔立ちは同年代の日本人より大人びていて、
デザインセンスはフレンチポップのようなキッシュをベースにしながらも、
全てを破壊いてしまいそうな攻撃的な印象を受ける。
曲を聴いた感じとしては、
攻めの中にも独自に捻出された声の力があり、
イベントで運良く生歌を聴いたこともあって、
ミキサーのコーラスエフェクトを乗り越えて放たれた、
張りのあるボーカルには日本人には無い勢いがあり、
それなりの歌唱力を持っていると感じた。
確かに、そのファッションやダイレクト過ぎる歌詞から、
言わずもがな、Madonna、Lady Gaga、Kylie Minogue、
Britney Spears、ESHAの系統を受け継ぐようなコンセプト。
よって、曲の中には二番煎じと思うような、
焼き直し感を感じる。
しかし、黒髪を基調としたハリウッド的な東洋美人っぽいスタイルが、
不思議と凄くマッチしているのは良い。
彼女自身が単なる日本ブームの虜にとどまらず、
本気で「和風」を好んで取り入れようとする意図があり、
ロリポップのアイドルの本性を見抜いた日本の女の子が、
物足りなさを感じて彼女に出会うのは何となく納得。
一方で、男性から見た印象はやはり過激で、
どこか一線を引いてしまう部分があり、
曲だけなら直ぐに入って行けるのに、
PVを見てしまうと違和感を感じるのが残念だ。
どちらかと言うと、女性的な目線。
もちろん、それが彼女の武器であり魅力なのだけど…。
よって、好き嫌いの幅が大きい分、
ハマれば一気に好きになるようなジャンルなのかもしれない。