この映画は子供向き?と思って観に行きましたが、とんでもない!
大人が見ても、いえ、感情豊かな人ならだれでもホロリと感動すること間違いない、と思える映画でした。
キッカケは、枯れ木と思っていたものに指輪をはめてしまった、ほんのおまぬけな勘違い。そこから物語りは複雑に展開していきます。
果たされなかった「結婚」に焦がれ(間違って)「永遠の愛」を誓ってしまったビクターを一途に想う、死せる花嫁。生者よりも純粋で善良なコープスブライド・エミリーに、気品すら感じます。物語の途中、ある決意をするビクターも、凛々しく見えてしまいました。
後半の結婚式の式中、エミリーの中に疑問が生まれます。
確かに、優しくて誠実なビクターは「好き」だけれど、果たしてそれは「永遠の愛」だろうか?ビクターの「ある決意」は本当に自分への愛ゆえに下されたものだろうか?
迷うエミリーの目に、同じ花嫁姿のヴィクトリアを目にした時、彼女は悟ります。
自分が望んでいたのは、果たされなかった結婚式。自分が望まないのは、愛している人との結婚の夢敗れた花嫁の誕生。
迷いが消え、想いのしがらみから解き放たれた時、エミリーの魂はもう、さ迷う事はないだろう。世界一ピュアな「真実の愛」に触れたのだから。