ツールが生まれてからの100年を1年ごとに、優勝者を中心にエピドードをまとめている。
ツールの生い立ち、各種のマイヨや賞の生い立ち、ルールやステージ変更の経緯、ドーピングの扱い、騎士道精神、任侠精神あり、商売っけあり、結構頑固なレーサー達とこれまた頑固な運営スタッフのやりとり。そしてライバル同士の確執と晩年などをよくもここまでまとめたと思う。なにがツールの精神かは日本人のにわかファンには正直しるよしもないのだが、それでもこの本を通じてツールが単なるスポーツ競技ではない一面ととても人間くさいものだということが感じられ自分なりにツールの精神が少しわかった気がした。写真も豊富でファッションや選手の容姿、自転車が変わっていく様子も見てとれて面白い。ツールファンなら価値ある一冊だと思う。