大会終了後にもマイヨジョーヌ着用者が確定しないという大会初の波乱の中幕を閉じたツールドフランス2006。
しかし本誌のクオリティは高くファンなら保存しておいて損はないと思う。
一般的な月刊誌と違い、見るに堪えない広告は後ろの方に少量あるだけで、プロ選手のインタビューや、
コース図、スタッフによるラルプデュエズ登坂タイムトライアルなど現地に直接行かなければわからないことが
沢山載っていて、保存版として十分な内容になっている。
ただ惜しいのは選手のロードバイクの写真の掲載の仕方。
自転車に乗る人も乗らない人も、ツールドフランスのファンなら選手が乗っている自転車を見てみたいだろう。
本誌のファンのそうした意見を汲んでか載せてくれているが、見開きで載せているのは大失態だと思う。
注目する点の一つであるハンドル周りがちょうど見開きの部分に載っているためよくみることができないからだ。
ロードバイクの下の文中に
「サドルとハンドル落差がかなりある」
「ハンドルのセッティングが・・・」
と書かれていても、約半分のチームが見開き上に写真があることによって、ポジションが判別できる
程によくみることができない!
これは自転車関係の写真の掲載としては本当に致命的で、他の部分は素晴らしいだけに残念で済まされない。
おまけに見開きで紹介されているチームは今大会活躍した選手のものでもあるから尚更だ。
他の部分では、ランディスの問題があったこともあり
-スポーツにはびこるドーピングとは何か?
といったコーナーで、ただドーピングを悪として報道するだけでなく、なぜスポーツ選手がドーピングを
するのかといったことを考える場を提供している。特集誌だからこそできるすばらしい事だと思う。
写真は残念だったが、ファンなら持っていて損することは絶対にない。
記念になる一冊だと思う。