先月ヴェネチアに行ったので、見覚えのある光景が登場するのは楽しい。5つ星のホテル・ダニエリが登場するが、泊らなくても大抵のツーリストはその前を通るだろう。サンマルコ広場と船乗り場の途中にあるからだ。その他、ユーロスター、大小の運河、車代わりの船等、懐かしい。
しかし、ジョニデとアンジーの共演が目玉だが、危険な恋の火花が散るとまでは言えない。アクション映画としても今一歩。アンジーはなかなかかっこいいが、ジョニデはもたもたしている。このもたつきぶりがストーリーのもう一つの柱である謎解きに関係すると同時にユーモアの要素をもたらす。恋、ユーモア、サスペンスと揃えばヒッチコック映画だが、いわばその現代版。ただ、本作の場合、謎は何となく途中でわかってくるのだが。
ヴェネチア観光予定または経験者にはお薦め(個人的には甘めで星4個)。そうではない人が観ても時間を損したと思う程ではないだろうが、現代版ヒッチコック映画と捉えても、大物2名を起用したわりには平均水準を大きく上回る作品ではないことを承知しておいた方がよいだろう。
最後に、実際のヴェネチアの運河の水は汚いです。