宇宙の始まり,地球の誕生、そして天地創造…
そんなイメージを抱かせる映像が多く含まれています。
悠久の時の流れの中に存在する人類もそんな一部…
そこで生命を紡いで来たことを思わせます。
事業で成功したジャック。
人生では折り返し地点を既に通過し、巨大な人工建造物に埋もれる日々の中で、
かつて目の前に広がっていた美しい風景を、
少年期の彼が捉えた、家族の時間の流れと共に回想します。
厳格な父と慈愛に満ちた母のもと、三兄弟の長男として育ちます。
事業に成功すること、男は全てに於いて力だと強要に近い教育をする父。
神が与えし物全てに感謝し、人に優しくと説く母。
自由に成長したい年頃になり、次第に反抗心を抱いて行くジャック。
『父に認められたい、愛されたい、良い子でいたい、でも…』葛藤と苦悩の日々。
強く絶対的な父親を中心に、家庭的で専業主婦の母親と厳しく躾られる子供達。
アメリカの“古き良き時代”という言葉が浮かびます。
水は流れを止めることなく、木々は生命の限り枝葉を伸ばし、
天を仰げば木漏れ日が降り注ぎ、風は窓辺のカーテンを揺らす。
何気ない自然の風景や日常が、本当に静かに美しく映しだされます。
悲しい死,辛い出来事に遭遇し迷うことがあるけれど、
この雄大で美しい自然を前にすると“神は存在する”
そんな素直で清らかな子供の頃が、静かに蘇ります。
台詞も極力控えめで、映像の中にある全てのものから受け取るようにと
優しく強要?しています。