表題作『ツバメ記念日』をはじめ12編の短編集。どのお話も何かに悩みつまずいたり悲しい事が遭ったりするもののラストはほんわかハッピーエンドなお話です。この物語の登場人物達が遭遇したりフッと思ったりすることは、私自身も「そういうい事あったなぁ…」と思う事だったのでとても共感してしまいました。★大切な母の想いが詰まったお雛様のお話、先が見えない不安に駆られた野球選手のお話、実家を出て巣立ち日のお話、郷里を離れるお話、子供の頃食べたよもぎもちのほろ苦い想いで、昔懐かしいダイヤル式の公衆電話機に詰まった想い出、道ばたにあるお地蔵さんへの思い、お互いに思い合う兄弟のお話、嘘の優しさ、初めての生活にとなどう大学生とその家族のお話、遅咲きの恋のお話、育児につまずく夫婦のお話等です。★個人的には、私も大学の時に一人暮らしをしていたので上京する時のなんとも不安な思いとかをこの年になって改め切に想い出しました。