土屋氏を中心にしたDIYバンド、ツチヤニボンドのセカンドアルバムです。
前作ではポップ、ロック、ワールド、サイケ、はたまたシカゴ音響派かいろいろな方面の音楽をちゃんぽんした独自の音楽性でしたが、本作でもすばらしい音楽を聞かせてくれます。
前作から一聴して変化した印象を受けたのはギターサウンドが全体的に表に押し出されている点でしょうか。前作ではややアコースティックな音が目立ちましたが、本作ではギターを歪ませたり、刻んでみたり、前回にはなかった多様なサウンドを見せてくれます。そのサウンドの変化もあいまってか全体的なその音楽性はますます分類不可能になった様に感じます。
ツチヤニボンドを始め、独自の音楽性をもったDIYバンドが最近増えてきている印象を受けますが、ツチヤニボンドはその中でも多種多様な音楽を吸収している稀有なバンドのひとつだと思います。今回アルバムに付属されているライナーノーツ(本当に紙一枚でしたが)に土屋氏の影響を受けたと思われるアーティストについて幾人か触れられていましたが(正直半分以上知らなかったです)、そのジャンルレスな感性からこの音楽性が作られたと思うと納得です。
ただ1つ短所を挙げるとすれば歌詞カードがついていないこと、ところどころボーカルもリバーブをかけたりして歌詞が聞き取りにくいのでつけてほしかったなぁ。