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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本と猫と魔法の図書館,
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レビュー対象商品: ツクツク図書館 (MF文庫ダ・ヴィンチ) (文庫)
ツクツク図書館はつまらない本しか置いていない図書館だ。ツクツク図書館の噂は誰もが知っているけれど、誰もが行ったことがあるわけではない。 本の分類も変わっているが、スタッフも、仕事も一風変わっている。月に一度、嫌な仕事もある。 この本の世界には、魔法がある。魔法は当然のようにあるので、登場人物たちは誰も驚かない。 読み手にも、魔法を自然に受け止められる人のほうがいいように思う。ファンタジーは読み手を選ぶ。 誰にも読まれない本なんて、悲しすぎるじゃないか。 伝説の本のエピソードや言葉を憶えた猫のエピソード、焚書の庭など、著者の本に対する思いがこめられているように感じた。 今、読まれていないからといって、未来も読み手が現れないとは限らない。 いつか読み手が現れるときのために、本はひっそりと待っている。 それが、本の文化だと思った。図書館の役割ではないか、と。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
独特の世界観,
By みいこんぶ (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ツクツク図書館 (MF文庫ダ・ヴィンチ) (文庫)
他の方のレビューを見ても判るのですが、これは好き嫌いが分かれる本だと思います。 とても独特なものです。 つまらない本しかない図書館。 それは、ありえない図書館であり、 ありえない役割があり、 ありえない人物がいて、 ありえないことが本に起こり、 そこに理解しがたい主人公がいます。 この主人公はまったく愛しがたい主人公です。 でもこのシュールな世界をしっかり濃く彩ってくれる 主人公です。 この本を読んだ後は 図書館の存在や、そこにある本について 今まで考えなかったような部分を考えたりすると思います。 特に「焚書の庭」の章は 本の存在や、書いた人の存在、 出版に関わった人の存在について考えてしまい、 本好きの人はしんみりしてしまうと思います。
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
期待を裏切らない世界観。,
By sa. "sa." (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ツクツク図書館 (MF文庫ダ・ヴィンチ) (文庫)
自分は「はじめまして本棚荘」で紺野キリフキさんを知りました。ありふれた日常の中に独自のファンタジー性を入れた作りがとても独特です。 本作もその期待を裏切らないキリフキワールド満載です! 「つまらない本しかない」という一風変わったツクツク図書館を舞台に、そこで働く個性豊かな登場人物たちの物語。 この図書館は、すべての部屋に「○○な××の部屋」といった風な名前がつけられており、作品もその部屋ごとに進められていく。 章ごとのタイトルにもなっている部屋名を見るたびに「ここではどんなお話になっているんだろう」とまさに自分がツクツク図書館にいるような気持ちで読み進めていくことが出来ます。 「ちょっと」変わった物語が好きな方にはきっとお楽しみいただける作品だと思います。
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