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ツキノワグマの生態学 (山岳科学ブックレット8)
 
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ツキノワグマの生態学 (山岳科学ブックレット8) [単行本(ソフトカバー)]

信州大学山岳科学総合研究所
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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ツキノワグマの生態学 (山岳科学ブックレット8) + 山でクマに会う方法 (ヤマケイ文庫)
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商品の説明

内容紹介

いまだに不明な点が多いツキノワグマ
その生態と生息地を研究することで、ツキノワグマが自然の保全や環境の生態系の保持に与えた役割を解明するとともに、山の自然や里山の問題点が浮か上がる。
(本書は2010年信州大学で行われた「2010年度信州フィールド科学賞」記念シンポジウムを基に再編集したものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 84ページ
  • 出版社: オフィスエム (2011/10/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4904570421
  • ISBN-13: 978-4904570425
  • 発売日: 2011/10/3
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.6 x 0.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ビブリオン トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
ツキノワグマは、アジアクロクマの一種。アジアクロクマは、森林で雑食する点で、アメリカクロクマとマレーグマと同じ。同じ森林でも植物食のアンデスグマ、パンダ、昆虫食のナマケグマとは違います。また雑食でも、開けた森林や草地にいるヒグマとは異なります。極地のホッキョクグマは肉食です。

この熊は、見通せない森林にいて、おまけに生息密度が低く、更に急峻で危険な山岳地帯にいます。そのため調査が難しく、長期観察を要します。毎年沢山の熊が里に出て、有害獣駆除され、更に狩猟でも捕獲されます。日本全体には、かなりいそうですが、下北半島、紀伊半島、東中国山地、西中国山地、四国、九州では、存続が危うい。西日本集団は、東日本集団とは違う遺伝的構造で、特に紀伊半島と四国の個体群は特異。生物種の多様性を守る意味でも、各地域での保護が必要です。熊の生息には多様な食物を提供できる森が必要です。生態系の多様性を保証する種という意味で熊は「アンブレラ種」と呼ばれます。

この熊を、4人の研究者が、東日本各地で調査。方法は、1.糞を採取し、内容を分析、食物を特定。2.GPS首輪を熊に装着、熊の位置情報を記録。植生地図と照合し、行動を考察。3.植生地図よりもミクロに植生を現地調査。判明したのは、落葉広葉樹林を好み、食べ物は季節で変わる。更に果実の生産量の年変動により、食性も年変動する。2006年のように山中でドングリが不作だと、広く移動し、里近くのオニグルミや里の果樹なども食べる。

小池伸介が、種子の散布者としての熊を考察。熊は広く移動し、大量に食べ排泄する。しかし、種が多過ぎて弱り育たない。しかし、その糞から種1粒をフンコロガシが、地中の巣に運ぶと、そこから芽が出て木になる連鎖を指摘しています。未知の自然連鎖が、未だ沢山あることが判りました。
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